してはいけない繰上げ返済!!!

 “期限の利益”という言葉があります。(あまり、馴染みのない言葉かも知れませんが、住宅ローンを契約した際に、契約書に記載されているはずです。)
 『権利を持っていることが、“利益”である』という考えが根底にあるのですが、たとえばあなたが35年の住宅ローンを契約したとしたら、あなたは金利を支払う代わりに“35年という期間が自分のものになる”という権利を手にしたということになります。


 35年間は毎月決められた金額の元金と金利を支払えば、この権利は35年間あなたのものです。繰り上げ返済して、返済期限を前倒しするということは、自ら“期限の利益”という権利を一部放棄していることにもなるのです。



 最後にこれはあまり想定したくない話でもありますが、考えておく必要があるのでお話します。



 不況のとき、世帯主であるあなたは家族のために、一生懸命働きます。


 がんばって働きます。
 

 その結果、体を壊し入院、最悪のケースを想定すると死亡ということもありますよね。



 この場合は、住宅ローンはどうなるでしょうか。


 住宅ローンを既に契約しているみなさん御存じのことと思います。「団体信用生命保険(だんしん)」で住宅ローンはその残額に関わらず、全額返済されます。あなたが死亡すれば住宅ローンはなくなります。


 こんな時に、無理して繰り上げ返済をしていたらどうですか?笑えないですよね。


 不況時は現金を持つ者が強いという内容でした。
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してはいけない繰上げ返済!!

 明日会社に行ってみたら、勤め先が倒産していたらどうしますか?

 
 給料日に銀行口座に給料が入っていなかったらどうしますか?


 お得意先が倒産して、予定していた売上代金が入金されなかったらどうしますか?


 誰があなたとあなたの家族の生活を守ってくれるのでしょうか?



 現金さえあれば数か月でもしのげませんか?
 

 現金さえあれば少し落ち着いて、今後の善後策を考えられませんか?


 “現金さえあれば”ということは山ほど考えられませんか?



 繰り返します。


 不況の時は、繰り上げ返済をしてはいけないのです。



 手元資金を減らすような行動をとってはいけないのです。


 入金のあてが無くなったら、繰上げ返済どころか、毎月のローン返済よりも家族が食べていくことが最優先ではないでしょうか。銀行への返済が第一ではありません。家族の生活が第一です。


 不況の時こそ、“手元資金を厚くしておく”ということは、会社の経営者なら身をもって知っていることです。


 つまり、借金であっても自分が使える現金を何としても確保しておくということです。


 不況になれば、銀行はお金を貸してくれるどころか、返済を求めます。『貸し渋り』『貸し剥がし』という言葉を聞いたことはありませんか?これらは現実に起こっていることです。


 無責任に繰上げ返済を勧める人のアドバイスを聞いてはいけません。

 
 繰上げ返済をした結果、後になって結局、借入をしなければならなくなったらどうしますか。


 金利が3%前後の住宅ローンを繰上げ返済して、繰上げ返済しなければ借りずに済んだ5~10%のローンを組みますか?もしくは消費者金融からでも借りますか?

 

してはいけない繰上げ返済! 第10回

新聞や雑誌、はたまたテレビでさえ、住宅ローンの特集をする際に、必ずと言っていいほど出てくるのが『繰り上げ返済』に関する特集です。


 これらの特集の中では、住宅ローンについて見識の乏しいFPや経済評論家が『繰り上げ返済』をすることによって、「将来の支払利息が減りますよ。」「こんなに効果が出ますよ。」などと“利息軽減効果”や“期間短縮効果”を強調して言っていませんか。


 この無責任なアドバイスをまともに受けて、繰り上げ返済をしてしまうと、将来、大変なことになる可能性がありますので、注意してください。今の経済状況を考えると、繰り上げ返済はしてはいけないのです。


 
 それでは質問です。
今の日本経済、世界経済の景気は良いでしょうか?悪いでしょうか?



 おそらく、多くの方が景気は悪い。もしくは最悪とまで言う人もいるのではないでしょうか。



 会社員の皆さんにお尋ねいたします。

 
 ・ あなたの勤務先の景気はいかがですか?売上も利益も順調ですか?

 
 ・ あなたの会社が3年後も5年後も安泰で、最低でも今の給与を確実に出してもらえる確証はありますか?ボーナスはどうですか?



 自営業者の皆さんにお尋ねいたします。
 

 ・ 毎月の仕事は順調にありますか?来月以降の受注も見込みがありますか?


 ・ 3年後や5年後は安泰ですか?将来に不安はありませんか?



 不安と考えている人が多いのではないでしょうか。
 今日のような不況のときに、手元の現金(銀行の預金残高)を減らすような行動をとってはいけないのです。


 長くなりますので、続きはまた明日。

繰上げ返済よりも

昨日もお伝えしましたが、
繰上げ返済だけでは、老後の生活費を賄うには足りないかもしれません。

そんな時代には、次のようなことも考える必要があります。


金利1.0~2.0%の住宅ローンを借りる。
でも、繰上げ返済はしない。(もちろん、契約通りに毎月の返済は滞りなく)


繰上げ返済の代わりに、利回り5.0~6.0%程度を目標に資産の運用を始めます。
その為にはしっかりとした勉強・基礎が大事です。


住宅ローンは単利です。(金利に金利は付きません)
運用は複利を検討します。(金利に金利が付きます)
この差は期間が長期であればあるほど、とてつもない差となってきます。


ただ、私はまだ資産運用のプロとして皆さまにアドバイスできる力がありません。
このマネー力を付けることが私の直近の課題だと思っています。



お薦めの1冊です。



住宅ローンの繰り上げ返済

本日も前回に引き続き「マネー力」


ご相談者様と住宅ローンの設計をします。
35年計画で、最適なタイミングを図って繰上げ返済を折り込んでいきます。
(繰上げ返済は早ければ早いほど、その効果(利息の軽減や期間の短縮)は大きいですが、タイミングを間違えると大きな痛手を負います。)


このところ、変動金利で契約する場合、金利が1.0%を切ることもあります。
もちろん将来の金利上昇は考えなければなりませんが、そんな低金利の前では繰上げ返済の効果はひと昔前程の威力を発揮してくれません。


ここで、何が言いたいのかというと、繰り上げ返済をした位では、老後の生活費が足りないという現象が起きると言う事です。



例えば35歳で35年のローンを契約し、繰上げ返済を上手に組み込んで25年で完済する計画を立てたとしましょう。
60歳までにローンが支払い終えるので、一安心という気がしますが、問題はここからなのです。
確かに60歳までに住宅ローンは完済しましたし、こどもの教育費ももう必要ないかもしれません。
でも、60歳以降の生活費は大丈夫ですか?


年金だけで暮らしていけますか?


そもそも年金は何歳から貰えるのでしょうか?


法律は時代とともに変わるものです。
今から20年後には年金の受け取り開始年齢は70歳かもしれません。


人生の三大出費。そのすべてを考えなければならない時代になってきました。


お薦めの1冊です。



プロフィール

住宅ローンソムリエ(R)

Author:住宅ローンソムリエ(R)
住宅ローンを専門分野とする、日本でも数少ないファイナンシャルプランナー[CFP(R)]です。

活動地域は「千葉・東京・埼玉・神奈川」

住宅ローンは【組んだら終わり】では済まない時代になってきました。自分の住宅ローンと「どう付き合っていくか?」住宅ローンとの付き合い方をお伝えいたします。

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